「ほらよ」 「ありがとうございます...」 あれから座り込んでしまった私はなんとかこの人に担いでもらいながらある屋敷へと来た どこもかしこも純和風 洋服をきている私だけがなんだか異様に感じた 「んで、ちったあ、落ち着いたか?」 「あ、はい、少し...は」 「そうか、ならお前の事話せるか?」 私の事? 差し出されたお茶を一口すすったのが出てきそうになる 私の事なんて... 何を言えばいいの? *