「知ってたらお前、また死に際まで行きそうだからな」 フッと笑う土方 別に無理して笑わなくてもいいのに 山南さんと同じくらい辛いのはあんたなのに...さ そばにいて何もできなかった その苦しみは、俺も痛いほど分かるから 「そう、話しはそれだけ?」 「ああ、呼びたしてすまねえな」 「いいえ、じゃあ...おやすみなさい」 スッと障子を閉めた途端、こらえる様な押し殺すような泣き声が静かな屯所の端に響いた *