「失礼します」 その夜の事だ、俺は帰ってきたばかりの土方に土方の部屋に来るよう言われていた 土方は何か書物をしながら俺を部屋に入れる 「お前、真夏ってやつに助けられたんだってなあ」 「まあ、原田さんが言ったんですか?」 「ああ」 会話をする中でも土方は一度もこちらを向かずにひたすらに机へと向かう 「どうだった?女に助けられた気持ちは?」 「嫌味..ですか?」 「そんなんじゃねえよ、ただ、とうだったって聞いてんじゃねえか」 *