俺のその言葉を聞かず、二人は門をくぐってゆく



「うわあ、出る時絶対ベロベロになってそうだな...」



冷たい目で二人の背中を見る俺


嫌だな、そんな二人を担いで帰るなんて、かなり嫌だな


チラッと横目で原田さんを見るとやれやれと言った感じで原田さんも二人を見ている

「まあ、春、俺らはほとほどにしとこうや...」



「そう..ですね」



三人を一人で持つなんて、そんな哀れな図にはなりたくないので、ここで俺と原田さんは何かの約束をかわした