赤みを帯びた頬がより一層赤みを帯び出す




今、わたし..告白された?




稔麿様は優しく気品があり、どこまでも強くまっすぐな方



何一つ駄目なところなんてない



それどころか浮かぶのはいいところばかり



それくらい大きな方




だけど、そんな稔麿様を前にしても頭の中に浮かび上がるのは彼、春だけ




私、春が敵だとわかった今でもなんでこんなに彼を忘れられないんだろう





「まあ、返事は急がなくても良い、いつでも私の所に来てくれ」