かわし、かわされ、紙一重の戦い でも、まさかこの敵の流派って... 「合気剣...」 こいつが、あの斎藤さんの言ってた... グッと刀を握る手が強くなる あの動き、あの刀の扱い方 間違いない 俺は他の隊士達に屯所にもどり、援護を頼むと相手の後ろへとゆっくりと回り込む 落ち着け、大丈夫だ 繰り返し呪文のようにそう呟くとバッと足を踏み出す 総司が相手に強く打ち込み防御の体制に入った敵は隙だらけだった 今ならいける! そう思った時だった 「春!手出しは無用です!!!!」 *