いつも余裕な流にドキドキしてるのは事実だけど。 あたしはそんなに器用じゃないもん! 恥ずかしくて逃げたいのに、 流がそれを許さなくて。 余裕の笑みがあたしを見下ろす。 「今日は、たっぷりイジメてやろうかな」 「ひっ!それだけはやめて……」 何をされるか想像できたあたしは、 赤くなったり青くなったり。 「無理。俺だってお前に触れてぇし」 「触れ…っ!?ちょ、待って!いきなりなんてい、いやだよあたし…」