それと同時に、事の重大性に気づいた。 女の子達が見ていたんだもん。 これから面倒くさいことになる。 また何か言われるんだろうなぁ。 ……でも、まわりの反応はあたしの予想とは全然違っていて。 「……今回のでわかったかも。あたしたちじゃ適わないみたい」 「お似合いだよね、あの2人」 「青葉くんのあんな姿、初めて見た」 「本当に愛されてるんだね、三枝さん」 次々聞こえてくる声にあたしへの悪口はなくて。