「手、離せよ」 「えっ、いや……」 「殴られないとわからない?」 「……えっ、暴力はよくないよ。なぁ?」 「あ、あぁ……行こうぜ」 青葉に圧倒されたのか、 男の子たちは行ってしまった。 「……はぁ。ほら、行ったぞ」 面倒くさそうに言い、 無表情のままあたしを解放する。 「お前も変なのに引っかかってんなよ……ってえ?」 あたしを見るなり青葉は目を見開いた。 そりゃそうだよね、あたしが。 「なに泣いてんの?」 あたしが泣いてるから――……。