いろんなことが重なってる…
また、合宿所に戻らないといけないし、海外遠征だってある…
社長と一度、話をしないといけない


「二郎ちゃん?」


「あ?…」


「ちょっとアンタ大丈夫? って、大丈夫じゃないわよね…」


マサコと今後のことを策を練ろうと病院の1Fのカフェにいたが
いろいろと考えてしまっていてマサコの話半分だった


「ん?あぁ…なんだ? あぁ、そうか…マナカの友達だよな?」


たしか、オレのスマホにも彼女らの連絡先が入ってるはず…
マナカが、念のため、と以前登録してた

スマホの連絡帳を開き、彼女らの名前を探す


「あ、あった」


朝の時間帯だったが急を要するので、二人に電話してマナカに起こったことを説明した
そして
今日の夕方、病院へ来てくれることになった


「マサコ、そうゆうワケだから、彼女らが来たら、よろしく頼む
オレ、アフレコに戻らないといけないから」


「えぇ、わかったわ、なるべく、マナカちゃんの傍にいられるようにしてね」


「あぁ、社長と相談してみるよ」


再びICUに戻り、眠っていたマナカの顔を少しだけ眺めてから、合宿所へと向かった




マナカ…


早く、思い出してくれ…