一緒に来たマサコは、入院の手続きやマナカに必要なものなどを用意してICUに入ってきた


「なにから何まで、すまないマサコ」


「何言ってんのよ、あんたと私は家族みたいなもんでしょ!
だから、マナカちゃんだって家族よ、余計な遠慮しなさんな!」

ばしっ!

そう言って、オレの背中を叩いた


「ぐはっ!…ま、マサコ、いてぇょっ!」


大丈夫大丈夫と、笑う


「それと、二郎ちゃん、マナカちゃんに危害加えた女子高生
どうするつもり? 二郎ちゃんのファンだからって許されるワケないわよね」


「あぁ…社長と相談するつもりだし、オレにも少し考えがあるんだ」


「そう…女子高生、大変なことをした、って反省してくれればいーけどね」


オレはマサコの言葉にしっかりと頷いた


マナカ…


ベッドで眠るマナカの寝顔を見ながら、今まで過ごして来たオレとマナカのコトを思い出す
いつだってオレを笑顔にしてくれたのは、マナカだ
だから、今度はオレがマナカを笑顔にするからな…


だけど…

この後、予想もつかないことが起こるなんて…


どうするんだ?


オレ…