いや、でも、やっぱ・・・おじさんじゃない?





「っつーか、羽依の父親と、面識あるわけ?」


茜、ナイス質問!




ちなみに、

いまだに私の頭の中はパニック状態だよ!!!




「志津さん、自営業の喫茶店やってるんだけど・・・

私、そこでバイトしてて・・・。


すごく優しくて、いつの間にか好きになってたの・・・・・」



あー・・・。

先輩可愛い・・・乙女だぁ。





「で?なんでそこで羽依を憎むことになっちゃったわけ?」


千秋先輩もナイス質問!




ていうか、お父さんは喫茶店やってるんだね!

知らなかったよ!





「それは・・・・・

頑張って告白したら・・・

娘がいるから、駄目だって言われて・・・・・・」







・・・・・・・・・・へ?


「娘がいるから駄目?」



「まぁ、確かに浮気になっちゃうよねぇ。」


千秋先輩の、のんびりした答えに、

私は激しく首を振った。





「なりませんよ。浮気になんか。

お父さんとお母さんは離婚してるんですから。」



キッパリと言えば、千秋先輩が目を見開いた。





「そう、なの?」


「はい。すみません、言ってなくて。

あの、言うタイミングが無くて・・・」


謝れば、千秋先輩は、首を振った。



「ううん。気にしないよ。

言うタイミングって、難しいと思うし。」