というか・・・・


この状況は・・・・


完全に寝てるんだけど・・さ。



けれど・・・


8時が過ぎ、9時が過ぎ・・・・


私の初の面接時間が

刻一刻と近づいていて・・・


黒崎伸治の腕の中を抜けようとすると



「何・・・?」


目覚めがいいんだか 
よく分からない黒崎伸治は

そう言いながら
私の目を
じっと見ていて・・・・



「あの・・・・
私、そろそろ・・・」


「そろそろ?何?」


「面接が・・・・」


「何の?」


「職安で紹介してもらった・・・」


「何?」


「面接が・・・」


「だから、どこの?」


「ガソリンスタンドの・・・」


「スタンドか・・・
行かなくていい」


そう言うと

抱きしめられている体は
ますます自由を失うほどの力で
押さえつけられてしまっていて・・