「ハァ…ハァ…」


全速力で家まで走ってきたあたし。


階段を駆け上がり、ベットに倒れこむ。


「うぅ…」


今までこらえていた涙が、せきをきったように溢れ出す。


信じたくなかった。


否定してほしかった。


『ごめん…』


天翔の低い呟きが、頭の中でリピートされる。


誰より天翔が一途なのは知っている。


決して理由もなく優実と二人っきりになるような人じゃないってことも…。


でも、天翔と優実の態度からして、何か隠し事があるような気がして…。


ついカッとなってしまった。