ヤバい、気まずい……。 目を合わせないように、私はうつむきながらグラタンを黙々と食べる。 「……ねえ」 「はい?」 かなり冷やかな声で話しかけられ、私は思わず顔を上げてしまった。 朱雀と龍斗がいなくなった事で、さっきまであったニコニコとした笑顔が消えている。 殺気立った目で私をジロジロと見ていた。 ……これは被害妄想じゃないよね。 完全に私の事をにらんでいるよね? 「調子に乗らないでくれる?F組のくせに」 「……え?」 F組だけど、別に調子に乗っているつもりはありませんが?