こうなる事がわかっていたから、私は帰りたかったのに。


注文した料理が運ばれてくるまで、やる事がなくて私はひたすらドリンクバーを飲み続けていた。


少しでも彼女たちの邪魔をしないようにって。



だって、話だって聞いちゃいけないような気がしたし。


ちなみに、黒髪美人は恭子さんで、栗色ショートちゃんは、千絵さん。


2人が名乗ってくれたから、私も名乗ろうと思ったけれど、別に興味がなかったみたいで、すぐに2人は話を始めてしまった。


やっぱり私はこの空間には必要ないのだと実感して、こうして今もドリンクバーにて飲み物を選んでいる。