黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



私の立ち位置も気に入らなかったのだろう。


朱雀と龍斗に挟まれる形で並んで歩いていたし。


早く消えろとでも言いたそうな表情で、私を見つめている彼女たち。


いや、そんな目で見なくても早く消えますから……。



「何言ってんだよ。響が帰る事ないだろ?」


「……えっ?!」



立ち去ろうとした私の腕をガッとつかんだ朱雀。


その行動に、彼女たちは同時に驚いたような顔で朱雀を見た。



「そうだね。誘ったのは俺たちの方だし」



続けて龍斗も言う。



「え、いや、でも……」



それじゃ、迷惑だって……。