私は朱雀の彼女じゃないしっ!
大体、私にはA高校に通っている、宮田が好きなんだからねっ!
朱雀みたいにヤンキーっぽくないし。
「しかし、こういう偶然もすげーな。朱雀と龍だけでも強そうなのに、そこにオオカミ加わったからなー。最強だな」
「オオカミ……」
って私の事?!
私はオオカミじゃなくて、オオガミだし!
「漢字で書くと、ラスボスみたいで強そうだしな」
それ、よく言われたしっ!
っていうか、もう言わなくていいからっ!
全然強くないし。
「ガンペイ、銀太。もういいから帰れよ」
「はいはい、じゃあね、大神ちゃん」
朱雀に言われて、彼らは手を振って教室を出て行った。



