それを聞いた朱雀と龍斗が、プッと吹き出す。
「さっそく声をかけられたじゃん。よかったなー、クラスメイトと認識されて」
「えっ?!あ、まあ、そうかもしれないけど……」
でも、オオガミ委員長ってなんだかなぁ。
「朱雀ー、よく学級委員なんて面倒な物引き受けたよなー?」
「ちゃっかり彼女と一緒に上手くおさまってるしな」
話していたら、昨日、朱雀と親しげに話していた金髪ヤンキー2人がそばにきた。
「か、彼女じゃないですっ!」
「大神ちゃん、照れなくていいって」
お、大神ちゃん?!
まあ、さっきのオオガミ委員長よりはいいかな……。
って、そうじゃなくてっ!



