朝早いから当たり前か……。
昨日、教室にたくさんいたヤンキー達が夢のようだ。
こんな風にさわやかな朝のまま、1日を過ごせたらいいのに……。
学校の門を通り抜けたところで、メールの着信音が鳴った。
確認すると、朱雀からのメールだった。
『何時ごろ駅に来る?』
……いや、もう学校に着いちゃったんだけど。
朱雀に、学校に着いたとメールを返す。
私より後から来た人はみんな、普通校舎の方へと向かっていく。
私もあっちの人間になりたかったなぁ……。
ため息をついて、F組のある校舎へと足を向けた時だった。
「何してんの?そっちは危険だからやめた方がいいよ」
突然、声をかけられて腕をつかまれた。



