黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



宮田と私は家の方向が同じだった。


一緒に帰ろうとも言っていないのに、2人で並んで歩き出す。



「新しい友達できた?」


「へっ?!あ、うーん……」



宮田に聞かれて、私は首をかしげる。


朱雀と龍斗は友達のうちに入るのだろうか?



「まあ、まだ初日だから、これからか。俺はもう友達できたけど」


「えーっ?!そうなんだ?」


「出席番号、俺の前の奴なんだけど、話しかけたら、ゲームの話で盛り上がっちゃってさ」



キラキラと目を輝かせて楽しそうに話す宮田。


ああ、私もこんな風に新しい学校の事を話したかったよ……。