宮田は私の事を、ただのクラスメイトとしか思っていないだろう。
だけど、私はずっと宮田に片想いだった。
A高校だって、実は宮田が第一志望だって聞いたから、私も合格するつもりで一生懸命頑張ったんだ。
結局、合格したっていうのに入れなかったけど。
ああ、私もA高校に入っていたら、宮田と一緒に登下校できたかもしれないのになぁ。
憧れの電車通学で、楽しい時間を過ごせたかもしれないのに。
そう考えたら、入学金を振り込み忘れたお母さんを恨めしく思う。
「しかし、まさかうちの中学から鳳凰学園に行くやつがいるとは思わなかったなー。俺、塾の友達で鳳凰学園行った奴がいてさ。あそこって、受験の成績の結果でクラス決まるんだろ?」
……その話題はヤバい。



