黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



「響ちゃん、こっち」



龍斗がすかさず立ち上がり、私の手を引いて教室の隅へと連れて行ってくれた。


めんどくさそうな顔で朱雀は立ち上がる。



「なんだよ?石島、お前もこの学校受けてたのかよ?」


「テメェがいるから受けてやったんだ。そうしたらいつでもボコボコにできるからな」



パキパキと関節を鳴らして、石島という男はペッと唾を吐いた。



「ボコボコってそれ、マジで言ってんの?」


「前回のように簡単にはいかねーぞ!」



朱雀の問いかけに答えたかと思ったら、石島というガラの悪い男は朱雀に殴りかかった。