黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



「ね、ねえ!この学校、お祝いの言葉を放送で流してくれるの?!すごいっ!」



スピーカーから祝辞が流れてきているのを聞いて、私は少し興奮気味に2人に話す。


鳳凰学園って、普通の私立高校よりも設備とか充実しているって聞いた事があるし、祝辞もその一つなのかな?


いや、これを設備と一緒にしているわけじゃないけどさ。



「……はあ?」


「いや、だから……」



朱雀の意味がわからないという声に、私はスピーカーを指さした。


祝辞が流れてきているのを聞いていなかったらしい。



「ああ、あれ?放送室で祝辞を述べてるとか思った?あれは体育館の入学式の放送をこっちに流してるだけ」