黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



「……悪い。オレが守ってやれなかったから……」


「いいのいいの。私が楽してキーパーやったんだし、朱雀にもみんなにも責任ないよー」



響はニコニコと笑顔で言った。


痛いはずなのに、無理して笑うんだよな……。



「本当にごめんな。オレのせいで……」



ギュッとオレは響を抱きしめた。



「朱雀……?」


「なんか、響の事になると、何も考えないで突っ走る」



そう言うと、オレの腕の中で響がクスクスと笑った。



「ありがとう。そんな風に言われた事ないから、素直に嬉しい」



響はそう言って笑った。


その顔がまた可愛くて、オレは思わずキスをしてしまった。