髪が茶髪なだけで、制服を派手に着崩しているわけでもないし。
ブレザーのボタン止めていないくらい。
「ああ、龍斗。ちょっとワケアリで。こいつ、今日からクラスメイトだから頼むわ」
朱雀の言葉に、龍斗と呼ばれた彼は察したのかうなずいた。
「もしかして、妊婦助けた時の?」
「そう。……お前ら、こいつに手を出したら承知しねーからな?」
「な、なんだよ、いきなりマジになるなよ、朱雀」
「相変わらずこえーよなー」
金髪2人組は、苦笑いすると逃げるように校舎に入っていった。
「俺、青葉 龍斗(あおば りゅうと)。朱雀とは幼なじみで付き合い長いんだ」
茶髪の彼がニコッと笑ってそう言った。



