黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



朱雀のキスで、不安や寂しさ、何もかも、マイナスになっていた気持ちがプラスに変わる。


私の特効薬だと思う。


鼻歌を歌いながら、自分の部屋に上がった。


すると、メールの着信音。


スマホを見ると、差出人は佐和子だった。



「珍しい……」



佐和子がメールをくれる事など、あまりなかった。


でも、同じA高校を受験した仲だったから、一応お互いの番号とアドレスは知っている。



『響、この前は本当にごめん。この前だけじゃなくて、今までの事も本当にごめんね。直接謝りたいから、桜児童公園まで来てくれないかな?』



外はまだ、夕焼け色に染まっている。


呼び出してまで謝りたいって事は、かなり反省したって事なんだろうなぁ……。