黙って俺に守られてろ。～最強男とラブ♥戦争～

「本当？！ありがとうっ！嬉しいっ！」


「あ、うん……」



子どものように無邪気な笑顔で喜ぶ陽子さん。


龍斗は隣でため息をついた。



「じゃあ、番号とアドレス教えてくれる？」


「うん、いいよ……」


「あー、ちょっと待って。俺がセッティングするわ」



スマホを取り出そうとしたら、龍斗が待ったをかける。


陽子さんは不思議そうに首をかしげたけれど、龍斗と番号とアドレスを交換した。



「じゃあ、連絡待ってるね！ありがとう！」



最高に可愛い笑顔を見せて、陽子さんは言った。



ズキッ……。


胸の痛みがおさまらない。