「……だよな。この痛みよりも、大神の心はもっと痛かったよな」
「……さっき、助けてくれたことは本当に感謝してる。だけど、あの時の事はやっぱりまだ許せそうにない」
「うん、わかった……」
「でも、今日はここまで来てくれてありがとう。いつか、許せるときが来たら、その時は、また笑って話せるといいね……」
いつか、きっとそんな日がくるはず。
宮田からスマホを受け取った私。
彼はうなずいた後、ゆっくりと立ち上がった。
「宮田君、平気?君も結構むちゃくちゃなタイプだね」
龍斗がカバンをはたきながら、宮田に手渡した。
「いや、天堂君いたし、何かもう夢中だったよ」
「もしかして、君は本当は、響ちゃんの事……いや、何でもない」
言いかけたけれど、龍斗は途中で言葉を切った。



