「誰だ、テメー!」
頬をおさえながら立ち上がった石島。
宮田の肩をつかんで、自分方に顔を向かせたと同時に、宮田をぶん殴った。
「宮田っ!」
宮田はズザッと地面に倒れる。
こんなケンカなんか無縁の宮田が……。
「くっそ。邪魔しやがってっ!おい、女。さっさと脱げよ」
「ふざけんな!アンタにタダで見せるほど、私は安くないっ!」
宮田が乱入してきた事で、解放された私を見て、龍斗は形勢逆転とばかりに金髪数人をノックアウト。
少しボロボロになっているものの、龍斗は無事なようだった。
「形成逆転とか思ってるんじゃねーだろうな?この辺一帯を俺の仲間が囲んでいるのを忘れんなよ?」



