黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



いや、確かにこの前は色々とショックが多すぎて、何も言えなかったんだけど……。


イキナリすぎて、こっちだって心の準備はできてないしっ!



「もう、スッキリさせようぜ。そうじゃないと前に進めねーだろ」


「朱雀にしてはイイ事言うね」


「うるせーなー」



茶化す龍斗に、めんどくさそうに答える朱雀。


下駄箱に向かいながら私は、ただひたすらどうしようかと考えていた。


宮田に会ったら何で言えばいい?


一言よりも、いっその事、一発ぶん殴っちゃった方がいいかもしれないなぁ。



『1年F組の天堂朱雀君。至急、理事長室まで』



靴を履きかえていると、校内アナウンスで朱雀が呼び出された。