「お母さんっ!どうしてくれるの?!せっかく頑張って自分の成績より高いレベルの高校に合格したのにぃーっ!」
事の重大さを理解した私は、半泣きでお母さんに抗議する。
遊びたいのをガマンして、一生懸命に勉強をした私は、第一志望の高校に合格する事ができた。
私の成績じゃ無理だって、願書提出間際まで言われていたっけ。
安全圏の高校を受けろって言われたけれど、行きたくない高校を受験したって仕方がないもん。
それに今まで頑張ってきたんだから、絶対に合格してみせる!
強い気持ちで、受験に臨んで合格を勝ち取った……。
そ、それなのに、お母さん、入学金を振り込み忘れて、私の努力はパァですか?!