黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



そうなのだ。


朱雀の言う通り、F組はほとんどがヤンキーのため、試験中はカンニング防止でその時間に手の空いている先生が全員、F組に来る。


おかげで、何も悪い事をしていないのに試験中はずっと居心地が悪かった。


かなり監視の目があったから、カンニングなんかできるわけがない。



「それと、小山田。オレに対してNGな事を言ったな?理事長の孫だから?……ふざけんな。実力に決まってんだろ、バーカ」



小山田の胸倉をつかみ、ドンっと突き飛ばす朱雀。


地面にしりもちをついた小山田は恐怖のせいか立ち上がれずにいる。



「今後、成績で人を判断すんじゃねーよ。見えない努力をしたもん勝ちに決まってんだろうが。頭いいならそれ位理解しろよ」