黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



……そんなの待っていたら、朱雀の気持ちが私から離れてしまうかな?


でも、好きだと思う……っていう程度の気持ちで付き合えるわけがない。


だって、朱雀は大事な人だもん。


私の一時的な感情で振り回しちゃいけない人だよ……。






一軒の家に到着し、朱雀がインターホンを押した。



『はぁい』


「こんにちはー。天堂です」


『いらっしゃいー』



可愛らしい女の人の声がした。


入学前にもらった電話の声と同じだ。


少し緊張しながら待っていると、ドアがガチャッと開いた。



「天堂君、いらっしゃい!あら、今日は青葉君いないのね?……初めまして、大神さん」


「は、初めましてっ!」



朱雀の手をはなして、私は少し緊張気味に答えた。