朱雀や龍斗は時々寝て、須藤先生や国枝先生に揺り起こされていたけれど、私が眠くなることはなかった。
絶対に結果を出してやる……!
そんな闘志を燃やしていたんだと思う。
そんな感じで、しっかり勉強をして中間テストに臨んだ私。
しっかり授業の復習をしていたために、焦ることなく問題を解くことができた。
手ごたえはあったと思う。
「やっと終わったなー、中間テスト」
「明日には結果が出るから、楽しみだな」
最後の世界史の試験を終え、大きなあくびをした龍斗。
朱雀も眠そうな顔で目をこすっている。
そういえば、試験中、意外にも2人は寝ていなかった。