「別に響が謝る事じゃない」
「……ありがとう。私を思って言ってくれたのは嬉しかった。でも、今度からちゃんと自分で言えるようにするから」
そうじゃなきゃ、何事も解決しないと思う。
朱雀は納得いかない顔をしていたけれど、龍斗はわかってくれたみたいでフッと笑った。
「つまり、守られるってだけじゃ嫌だって事でしょ?」
「うん、そう。私、強くなるから」
「……もういいって、それ以上強くならなくて。お前のグーパン、マジでいてーし」
うわ。
まだ根に持っていたの?!
もう1ヶ月もたっているっていうのにっ!
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