黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



女の子は私1人だし、他はみんなイカツイヤンキーばっかりだし。


それを理解したのか、龍斗はプッと吹き出した。



「いやいや、俺だろ?」


「えー?!可愛さで言ったら、私でしょ?龍斗が女装したら勝てないけど」


「まあな。俺のが美しいだろうな」



勝ち誇った顔がムカつく……。


どうせ私は普通ですよ。


龍斗がイケメンすぎるんだよ、もうっ!



昇降口で上靴に履き替えていると、朱雀が来た。



「よう、朱雀」


「ああ」



龍斗が声をかけても、かなり不機嫌そうな返事だった。


何か怒っているのかな?


もしかして、朝が弱いとか?