「お母さん、ひどい事言ってごめんなさい。私、また明日から頑張るから……っ!鳳凰に入ってよかったって思えるように頑張るからっ!」
そう。
今はヤンキークラスでも、鳳凰の生徒である事には変わらない。
A高校よりはレベルが上なんだから……っ!
必死に頑張って、2年になったら絶対に特進Sクラスに入ってやるっ!
小山田やA組のあの女たち。
そして、佐和子や宮田の鼻をあかしてやるんだからっ!
私の事はいいけれど、親の事までバカにするなんて絶対に許せないし。
「響、ありがとう……」
「……1教科しか受けられなくても入れてもらえた事には感謝しないとね。あーお腹すいた」



