黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



いやいや、勘違いしちゃダメだ。


また調子に乗ってるとか言われちゃうから。



「……そういう事は、本命以外に言っちゃダメ」


「……」



ゴシゴシと涙をふいて、顔を上げる。


私は笑ってそう言った。



「もう、大丈夫だよ、ありがとう。元気出た」


「……」


「入学からまだ2日しかたってないのにね。明日からしっかり頑張るから!」


「……」



私が言っても朱雀は黙り込んだまま、返事をしない。


……急に不機嫌そうな顔をして、どうかした?



私、何かいけないことでも言っちゃった?