黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



「……何で泣いてた?」


「泣いてないし」


「ウソつくな。さっきの電話の声、泣いてる声だった」



何で……。


そんな事言われたら、また泣けてくるじゃん……。



「……私、好きな人がいたんだ。A高校に通ってる人。そいつが小山田と友達らしくて、小山田がメールでそいつに私がヤンキークラス所属だってバラしちゃったんだよね。今朝の一件の腹いせだと思う」


「小山田の奴……」


「しかも小山田のメールだけ信じて、私の言い分は聞いてくれなかったんだよね。好きだったのに、ショックだよ……。入学金振り込み忘れた親の事もバカにされたし、お母さんには八つ当たりしちゃったし……」



案の定、話していたら涙が出て来た。