黙って俺に守られてろ。~最強男とラブ♥戦争~



そこまで言って、後悔した。


今まで一度も見た事がないような、悲しい顔をお母さんがしていたからだ。



「ごめんなさい、響……。そんなに思いつめてるとは知らなくて……」


「ふざけてんの?!第一志望だった高校に入れなかった上に、ヤンキーと一緒にされてバカにされてんだよ?!私の親もバカだって笑われてるんだよっ?!今さらそんな顔したって遅いよっ!」



何て親不孝者なんだろう。


自分がどれだけひどい事を言っているのかわかっている。


だけど、積もりに積もった不満が爆発したら、もう止められなかった。



私はお母さんを押しのけると、再び外へ飛び出した。