家の最寄り駅につくと、私は逃げるように電車から降りた。


そして、とにかく走った。



もう終わりだ……。


宮田のあの顔を思い出して、胸が苦しくなる。


私の言い分は聞かずに、小山田のメールを信じるなんて。


つーか、小山田の奴っ!


ある事ない事吹き込むなーっ!


私は誰とも付き合っていないし、私の好きな人は宮田だよっ!



それと、A組の非常識女っ!


私は別に調子になんか乗ってねーよっ!


朱雀や龍斗とクラスどころか、校舎まで完全に別れたからって、私に八つ当たりしないでくれる?!



どいつもこいつも、私を巻き込むなっ!


大バカヤローッ!