「……大神、今朝、俺の友達からメールがきて、聞いたよ。お前が鳳凰学園のヤンキークラスに所属しているって」
宮田は少しも笑っていなかった。
周りの人と同じように、バカにしたように笑ってくれればいいのに……。
何だか少し怒ったような顔をしている。
「同じクラスのヤンキーの彼氏が、俺の友達の小山田を脅したって?ひどい事するんだな……」
「えっ?」
ひどい事をするって……。
私は何もしていない。
その、『ヤンキーの彼氏』が朱雀だか龍斗だか知らないけれど、2人だって何もしていない。
最初にムカつく事を言ってきたのは、小山田の方なのに!