桜雨〜散りゆく想い〜

 そのままソファーに寝かせるように茜を横たえてから、ブラウスのボタンを外して行く。


 白い肌に所々火傷の跡が見える。


 スカートのファスナーを一気に下ろして、に脱がせた。


 足にもいくつかの火傷の跡。その全てに僕は優しくくちづけて行く。


 茜の全部が愛おしい。火傷の跡さえも――




 ソファーで僕の膝に頭を乗せたまま茜は言う。


 「何でも一つ言う事聞くのよね?」