年下男子の甘い誘惑

「本当、先輩たちの最後に、良い思い出になったね!」


今までお世話になった大好きな先輩たちの最後に、花を添えられた気がした。



「あ、そういえば水依は打ち上げまでどうする?」



「え?打ち上げまで?そりゃあ梓と……」



あ!柊先輩と約束してた……


「梓ごめん。ちょっと用事があったんだ。」



「そうなの?もし暇ならお店たくさんあるから一緒に回ろうと思ったのにー。」


「ごめん。また今度行こ。打ち上げまでには戻るからさ。」


梓には悪いけど行かないといけないから。


心の中でもう一度謝りながらあたしは柊先輩を探しに行った。