年下男子の甘い誘惑

「腐ってませんよ。」



「だ、だって…!」



あり得ないでしょ?


あたしがかわいいとか。


どこが?


この顔のどこが?


普通なら無自覚美少女とかあるかもしれないけど、あたしはそんなんじゃない。


「自覚普通女子!」



腰に手をあて、黒瀬くんを見上げてキメてみる。



「何ですかそのドヤ顔。」



黒瀬くんは何かが弾けたように笑い出した。