年下男子の甘い誘惑

背高いし、


疲れたよ。



あたしは暑くなって、手で体をパタパタ扇ぐ。




すると黒瀬くんは



「先輩小っさ。」



ニヤッと意地悪く笑った。





キュン――




や、ヤバい、かっこいい!




落ち着きを取り戻していた心臓が、また少し鼓動を速くさせた。




「はい。」



そして、やっとのことであたしのスマホが手元に返ってきた。