「ええと、取引先に美人な秘書さんがいて、あなたに一目惚れ。様々なアプローチをするも、あなたは『彼女がいるからと』断り続ける。プライドを傷つけられた秘書はその美貌を使って社長に取り入り、継実さんの会社との取引を止めるよう持ち出し。秘書は、『一晩だけあたしの言うことを聞くなら許すわ』と妖しげに笑うも、あなたはなおも『彼女を裏切れない』と一途であり続け、あわや秘書に手込めにされるとこで逃げ出し、私に今夜会わないかとメールする」
「すごい、想像……」
「乙女の妄想は、凄まじいんですよ」
自由になった手で抱きしめられた。
「そんな妄想をさせてくれるほど、あなたの愛を信頼しています」
「俺も、君が愛しているのは分かっているのに」
何の違いがあるのだろうか。


