闇龍~最強の女~

『時間も近くなってきたし、
  
 斎さんとこいくか』

ちょっとついてきて、と俺は言って、

部屋の隅にある本棚のところまで

歩いていった。

『…我、そなたの居場所を知る者なり』

その言葉に反応して

──ゴゴゴゴゴ

本棚が2つに分かれ、

エレベーターが現れた。

綺「すごー!」

『ここおりれば、理事長室なんだ』

恵「驚きですね…」

爽「だな…」

ぞろぞろとエレベーターに乗り込む。

全員乗ったことを確認してから、

ボタンを押す。

──ガコン

エレベーターの扉が閉まり、

動き出した。