「……なあ!」
俺は………、
二人の背中に向かって…
叫ぶ。
「仕方ねーから……、たまに邪魔しに行ってやるよ!……結婚生活には、刺激が必要らしーからな。」
俺は、君らにとっての…、
ライバルであったり、友達であったり、まあ…
表現するに足らないような無二の存在に…
なってやるよ。
時間をかけて、色んなカタチに…変えて。
会うその度に、
驚かせてやるように…
笑わせてやるように…
最上級のイタズラを土産に、愛の巣へと…邪魔しに行くよ。
「………。おとといきやがれッ。」
ヤツは…
白い歯をいししっと見せつけて。
クソ幸せそうな顔して……
笑ったんだ。


